抱っこ紐アドバイザーのYukariです。
2024年日本に初上陸、最近SNSで話題のべべスワンの抱っこ紐。
韓国発の抱っこ紐でオンラインでの販売がメインです。
ベストタイプの抱っこ紐ということもあり、他の抱っこ紐と見た目も違うため、皆さんからの使い勝手についての質問も多くなっています。
そこで今回はべべスワンを抱っこ紐アドバイザーとして検証させていただきました。
メリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
- 頭からかぶることで簡単に抱っこできる
- ベストタイプで肩腰への負荷分散力が強い
- 新生児から使えるが、新生児抱っこの時は足を抱っこ紐の中にいれる使い方で特徴がある
- 肩、腰の負担分散が可能
- 前開きで抱き降ろしが簡単
- ポケットが多い
- 外出先でベビーチェアがなくても安心
- 見た目がおしゃれ
- 夏は暑く感じる
- 赤ちゃんにとって快適な姿勢がとりにくい
- 使い方説明が不親切
べべスワンBTのスペック
べべスワン抱っこ紐の基本的なスペックを以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
対象月齢 | 新生児(0カ月)*から36ヶ月 ~15kg 程度 |
重さ | 約800g |
素材 | 通気性に優れたメッシュ素材 ポリエステル100% |
抱き方 | 新生児抱き、対面抱き、前向き抱き、おんぶ、ブースター使用が可能 |
お手入れ | 洗濯ネットに入れて冷水で単独洗濯、日陰で自然乾燥 |
価格 | 35,000円 |
*ただし新生児時期生後50日間は、赤ちゃんの足を抱っこ紐に入れた形での抱っこ
また各抱き方での使用の対象月齢は以下です。
抱き方 | 月齢 |
---|---|
新生児抱き(足を抱っこ紐に入れた形での抱っこ) | 0~2か月 |
対面抱き | 2か月~ |
前向き抱き | 5か月~ |
おんぶ | 4か月~ |
ブースター | 6カ月~(一人座りができてから) |

新生児から2か月の間の抱っこの方法が他の抱っこ紐と異なる点が注意です。
抱っこ紐アドバイザーとしては、新生児期の赤ちゃんを抱っこ紐にの中にいれて抱っこする抱っこに関しては、上手にできないとやわらかい関節に負荷がかかることが心配です。
メリット5選
アドバイザーの目線からみたメリットをお伝えします。
1. 肩腰がラクな「ベスト型設計」
背中全体がおおわれるので、背中全体で赤ちゃんの重さを支えるため、肩や腰への負担が軽減されます。
またショルダーベルトがしっかり太いので、肩への負担も軽減されてます。
口コミでも長時間抱っこが楽という声が多くあります。



後ろバックルが苦手な人にはよさそうだね。
2. 前開きで乗せ降ろし簡単
背中のバックル不要。前ジッパーを開くだけで赤ちゃんを抱っこしたり降ろせます。
コートを上から羽織っても、赤ちゃんの抱き降ろしが可能なので、冬場には重宝します。
3. ポケットが豊富
スマホ・鍵・ガーゼなどが入る収納スペース付き。
手ぶらでの外出も可能です。
夏は保冷剤を入れることができるので暑さ対策にもなります。
4. ブースター機能で外食にも便利
椅子に固定してそのままベビーチェア代わりにすることができます。
外食時にお子様椅子がない場合でも安心です。
5. 見た目がシンプルでおしゃれ
韓国ブランドらしい洗練されたデザイン。
淡い色目でどんなお洋服でもあいやすいです。
パパママ兼用でも違和感が少ないのが特徴です。
デメリット・注意点(アドバイザー視点)
アドバイザー目線で実際抱っこ紐を検証して感じたデメリットや注意点をお伝えします。
1. 夏は暑く感じやすい
背中全体をカバーする設計のため、通気性の高いメッシュでも真夏は蒸れやすい可能性があります。
2. 股幅調整ができない
股幅調整機能がないため、新生児の時は抱っこ紐の中に赤かちゃんの足をたたんでいれてあげます。
ベビーウエアリングアドバイザーの立場からすると、一番骨がやわらかくM字の足の形をとった方が良い時期に、抱っこ紐の中に足を入れ込むのは少し心配な要素です



股関節はだいじょうぶでも足首などの骨もやわらかいのでそこが心配点です。
新生児のうちは気を付けて抱っこしてあげましょう!
3.詳しい使い方説明がない
股幅の細かい調整方法や、新生児期抱きの方法など、説明書には詳しく書かれていません。
確かに感覚的に使い方のわかる抱っこ紐ですが、他のメーカーの抱っこ紐に比べて説明が少ないので不親切さを感じます。



最初どうやって調整しようか悩みました
まとめ
べべスワン抱っこ紐は、肩や腰への負担軽減、簡単な装着、デザイン性の高さなど、多くのメリットがあります。
一方で、真夏は屋外での使用は、暑くてきついかもしれません。
また新生児期の足の形がきちんとキープできない、使い方の説明が乏しいなど、ベビーウエアリングアドバイザーとしては心配な点が残ります。
抱っこする人からみた抱っこ紐としては、使いやすいという口コミもありますが、アドバイザー目線からみると、赤ちゃんにとっての快適さという点では残念ながらあまり評価できません。
ぜひその点も考慮して、抱っこ紐を選ぶとよいでしょう!
後ろバックルが不安な人には以下前バックルの抱っこ紐も参考にしてください。


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