こんにちは!抱っこ紐アドバイザーのゆかりです。
抱っこ紐購入、サイトの口コミ上位のものを購入すればまず良いかな。。
ランキングサイトや口コミで「人気の抱っこ紐」が良いとは限らないよ。今回はその理由をおつたえするね。
抱っこ紐選びに迷っていませんか?
抱っこ紐を選ぶとき、多くの方がランキングサイトや口コミを参考にされるのではないでしょうか?
たしかに「人気No.1」や「口コミで高評価」と書かれていると、思わず信頼してしまいますよね。
でも、そのランキング上位の抱っこ紐、果たして本当に赤ちゃんにとってベストな選択なのでしょうか?
専門家の目線で見てみると、少し違うことが見えてくるんです。
今回は、赤ちゃんとママ・パパの目線の両方から、人気抱っこ紐を徹底的に検証しました。
さらに、私が自信を持っておすすめできる抱っこ紐「ディディフィックス」もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
- 初めて抱っこ紐を選ぶ方
- 抱っこ紐を選ぶ際に、「赤ちゃんの体勢や密着感」を最優先に考えたい
- 人気ランキング上位の抱っこ紐のメリット・デメリットを知りたい方
- 抱っこ中の肩や腰への負担が少ない、フィット感の良い抱っこ紐を探している方
人気ランキングの評価、実は赤ちゃん目線ではない?
今回、このテーマでお話ししようと思ったのには理由があります。
それは、ランキングや口コミで高評価の抱っこ紐が、必ずしも赤ちゃんにとって「最適」とは限らないからです。
例えば、ある抱っこ紐は「赤ちゃんに優しい」と紹介されていても、赤ちゃんの足の形や体勢が不自然になりやすい場合があります。
これ、専門家から見るととても気になるポイントです。
こういったランキングや口コミ評価は、ほとんどが親の目線で語られていることが多いんですよね。
「軽いから使いやすい」「デザインが可愛い」など、もちろんこれらも大事なポイントですが、肝心の赤ちゃんの快適さが置き去りにされているケースが少なくありません。
赤ちゃん目線での抱っこ紐選びを大切に
私はこれまで、ベビーウェアリング(赤ちゃんの抱っこやおんぶに関する専門知識)を学びながら、赤ちゃんの体勢や快適さについて深く考えてきました。
その中で分かったのは、抱っこ紐選びでは「赤ちゃん目線」を忘れないことがとても大切だということ。
抱っこ紐は、もちろんママやパパが使うものですが、その中で一番大切なのは、抱っこされる赤ちゃんがどれだけ快適に過ごせるかなんです。
多くの方が「自分が使いやすいか」を基準に抱っこ紐を選びがちですが、赤ちゃんの体にとって無理のない自然な体勢を保てるかどうかも、ぜひ検討していただきたいポイントです。
そこでこの記事では、人気抱っこ紐を「赤ちゃん目線」でチェックし、その本当の価値を検証していきます。
親目線だけでなく、赤ちゃんがどれだけ快適に、そして安全に過ごせるかを一緒に考えてみましょう。
これから抱っこ紐を選ぶ方、あるいは今使っている抱っこ紐に不安がある方の参考になれば嬉しいです!
抱っこ紐を選ぶ際の重要ポイント
抱っこ紐を選ぶ際には、以下の5つのポイントを押さえることが大切です。
- 赤ちゃんを抱っこしたときの体勢
赤ちゃんの足がM字開脚になり、背中の自然なS字カーブをキープできることが重要です。 - 密着感・フィット感
抱っこする人と赤ちゃんがしっかり密着できる抱っこ紐を選びましょう。これにより、親の体への負担も軽減されます。 - おんぶのしやすさ
災害時や長時間の移動で便利なおんぶ機能。安全かつ簡単にできることがポイントです。 - 装着のしやすさ
初心者でもスムーズに装着できるかどうかは重要な選択基準です。 - 持ち運びの手軽さ
軽量でコンパクトに収納できるものは、外出時に便利です。
中でも最も重要なポイントは、赤ちゃんの体勢です。
正しい体勢で抱っこすることで、股関節脱臼を防ぎ、赤ちゃんの安心感も高まります。
人気抱っこ紐を5点のポイントから徹底検証
重要ポイントをもとにオンライン上位5位に入っている「コニー」「ベビービョルン ハーモニー」「アップリカ コアラウルトラメッシュ」「ヌナカドルクリック」「エルゴ」の人気抱っこ紐を検証していきます。
口コミランキングに関しては2024年たまひよのランキングを参考にしています。
コニーの抱っこ紐
- 対象月齢: 新生児~約20kg
- 抱き方:対面抱っこ、前向き抱っこ
- 口コミ評価: ランキング第4位
評価ポイント:
- 体勢: 足のM字や背中のカーブが比較的キープしやすい。ただし、ホールド力が弱く、大きくなった赤ちゃんには不向き。
- 密着感: フリーサイズ調整可能だが、痩せ型の方にはフィットしにくい場合がある。
- おんぶ: 不可。前向き抱っこは体に負担がかかるため非推奨。
- 装着難易度: 比較的簡単だが、正しい装着には練習が必要。
- 持ち運び: 軽量で持ち運びやすい。
コニーの抱っこ紐は、軽さとシンプルなデザインで人気です。
赤ちゃんの姿勢についても、膝が高くなり、足が自然にM字を描く形になりやすいので安心感があります。
赤ちゃんとの密着感も十分あり、布地がやわらかいので、まるで包まれるような抱っこができます。
ただし、フリーサイズのため、ママやパパの体型によってはぴったりフィットしない場合もあるので注意が必要です。
おんぶはできませんが、抱っこは比較的簡単。軽量でコンパクトに畳めるので、持ち運びにもとても便利ですよ。
ベビービョルン ハーモニー
- 対象月齢: 新生児~約15kg
- 抱っこ方法:対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶ
- 口コミ評価: ランキング第3位
評価ポイント:
- 体勢: M字開脚が難しく、背中も反りがち。長時間の使用は赤ちゃんに負担。
- 密着感: メッシュ素材のためショルダーベルトが緩みやすい。調整が必要。
- おんぶ: 簡単で安全性が高い。
- 装着難易度: 初心者向きの設計。前バックルで調整が楽。
- 持ち運び: ハーモニーは重くかさ張るが、MINIはコンパクト。
次に、ベビービョルン ハーモニーをご紹介します。
この抱っこ紐は通気性がよく、夏場にも快適に使えるメッシュ素材が特徴です。
ただ、赤ちゃんの足の位置が少し下がりやすく、M字開脚が難しいと感じる場合もあります。
背中が伸びた状態になりがちなので、短時間の使用がおすすめです。
正しく装着すれば密着感はありますが、ショルダーベルトが緩むことがあるため、抱っこ中はこまめに調整すると安心です。
おんぶは簡単にでき、初心者の方でも扱いやすい設計になっています。
持ち運びは、やや重さを感じることがありますが、全体的には使い勝手が良いモデルと言えます。
アップリカ コアラウルトラメッシュEX
- 対象月齢: 新生児横抱き(2.5Kg)~対面抱き約15kg
- 抱っこの方法:新生児横抱き、対面抱き、おんぶ、前向き抱き
- 口コミ評価: ランキング第2位
評価ポイント:
- 体勢: 横抱きが安全にできるが、縦抱きではM字キープが難しい場合あり。
- 密着感: 横抱きでは密着感が弱い。対面抱きは調整次第でフィット可能。
- おんぶ: 安全ベルト付きで比較的簡単。
- 装着難易度: 説明動画を見ながらの練習が必要。新生児用パッドの取り扱いが面倒。
- 持ち運び: 新生児パッドが嵩張るためやや不便。
アップリカの抱っこ紐は、横抱きができる点が大きな特徴です。
赤ちゃんを横向きに抱っこしたい方には便利な抱っこ紐ですね。
ただし、横抱きの際は密着感が少し弱く感じられる場合があります。
縦抱きでは膝裏をしっかり支える構造にはなっていますが、柔らかいパッドの影響で赤ちゃんの足が自然なM字に保ちにくいと感じることも。
おんぶは専用のサポートベルトのおかげで簡単に行えますが、装着には少し慣れが必要です。
慣れれば問題ありませんが、最初は説明書や動画を見ながら練習すると安心です。
ヌナ カドルクリック
- 対象月齢: 新生児(3.5Kg)~13.5kg(おんぶ~16kg)
- 抱っこの方法:対面抱き、おんぶ、前向き抱き
- 口コミ評価: オンラインサイトでNo.1
- 体勢: M字の足の姿勢がとりにくい。ショルダーベルトを引き締めると背中に圧がかかりやすい
- 密着感: あまりない
- おんぶ: バックルを外さずできるので安全
- 装着難易度:前バックルタイプで装着は比較的簡単
- 持ち運び: 重くてかさばる
ヌナのカドルクリックは、マグネット式のバックルが最大の魅力。初心者でも簡単に装着ができる設計になっています。
ただし、赤ちゃんの足がM字になりにくく、背中も反りがちになるため、体勢のサポートという点では少し物足りないかもしれません。
密着感はあるものの、装着に手間取るとその分フィット感が損なわれることもあります。おんぶは比較的簡単にできるので、使い勝手は良いです。
ただ、900g近い重さがあるため、持ち運びには少し負担を感じるかもしれません。
エルゴベビー オムニブリーズ
- 対象月齢: 新生児(3.5Kg)~20kg
- 抱っこの方法:対面抱き、おんぶ、前向き抱き
- 口コミ評価: 人気No.1
- 体勢: 赤ちゃんの体勢に考慮されている
- 密着感: 布のものよりはないが、装着の工夫次第である程度密着可能
- おんぶ: 回しておんぶするのは難しい場合も
- 装着難易度: 後ろバックルが苦手だと難しい
- 持ち運び: 専用ポーチなどはないため自分で購入するなどして工夫が必要
エルゴのオムニブリーズは、抱っこ紐の定番ともいえるモデルです。
赤ちゃんの足のM字開脚や背中のしの字のカーブをキープしやすく、設計がしっかりしているため安心して使えます。
密着感は調整次第で得られますが、ショルダーベルトをしっかり引き締める必要があります。
また、後ろバックルタイプなので、最初は装着に少しコツがいります。
おんぶは慣れが必要ですが、使いこなせると便利なモデルです。
持ち運びは、昔のエルゴモデルに比べて軽量化されていますが、収納袋がないため別途用意すると良いでしょう。
専門家がおすすめする「赤ちゃん目線」の抱っこ紐とは
私が最もおすすめしたいのが、2023年末に日本に上陸したディディモスの「ディディフィックス(Deryfix)」です。
この抱っこ紐は、赤ちゃんの姿勢を徹底的に考えて設計されており、初心者でも簡単に正しい抱っこができる優れものです。
布をベースにしたデザインで、赤ちゃんの足や背中の自然な体勢をしっかりサポート。
さらに、ミリ単位でまた幅や背あての高さの調整が可能なので、赤ちゃんが成長しても快適に使えます。
フィット感も抜群で、長時間の使用でもママやパパへの負担が少ないのが嬉しいポイントです。
詳しくは以下
抱っこ紐選びは「赤ちゃんの快適さ」が最優先
ランキング上位の抱っこ紐にはそれぞれ良い点がありますが、赤ちゃんの体勢や密着感をしっかりサポートできるかどうかが選ぶ際の大切なポイントです。
親目線でついつい口コミを判断しがちですが、赤ちゃん目線の抱っこ紐選びをぜひ選択する際いれてみてください。
今回の記事を参考に、あなたにピッタリの抱っこ紐を見つけていただければと思います。
抱っこ紐に関するご相談はコメントやDMからも承ってます。
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