抱っこ紐アドバイザーのYukariです。
新生児に特化した抱っこ紐「キューズベリーZERO」。
同じくキューズベリーNICOが生後4ヶ月〜24ヶ月を対象としている一方、キューズベリーZEROは新生児時期、安定感があり装着が楽と話題で、人気のカラーは即完売になるほどの人気抱っこ紐です。
実店舗は大阪にしかないので、購入はネット販売のみ。
そうなると、購入するかどうかは実際に使っている人の口コミで判断するしかありませんよね。
ただし、口コミでもありますが、赤ちゃんの抱っこした時、足の形がM字にならないことが多く、抱っこ紐アドバイザーとしては不安の残る抱っこ紐でもあります。
抱っこ紐アドバイザーとしては残念ながらおすすめできない抱っこ紐です!その理由を含めZEROについて詳しくみていきましょう!
今回はキューズベリーZEROを実際に使った人の口コミはどうなのか?メリットとデメリットをお伝えします。
- 新生児から使える抱っこ紐を探している
- キューズベリーゼロ(ZERO)の特徴を知りたい人
キューズベリーゼロ(ZERO)抱っこ紐とは
キューズベリーZEROのコンセプトは以下二つ。
- 可能な限り、無駄をそぎ落とす
- 丈夫なクッションで身体を守る
コンセプトの通り、装着方法はとてもシンプル。
また、新生児の首から頭をしっかり支えるヘッドサポートがあるため、赤ちゃんの頭に手を添えなくても抱っこすることが可能です。
キューズベリーニコ(NICO)がその構造上、新生児時期が使えないため、それを補う形で開発されたのがキューズベリーゼロ(ZERO)です。
いつからいつまで使える?
キューズベリーZEROは新生児〜約12ヶ月まで使うことができます。
体重は3.2キロ〜11キロまでとなります。
抱っこは対面抱っこと前向き抱っこ(4ヶ月頃〜) に対応しています。
おんぶはできないので注意してくださいね。
このように、キューズベリーZEROの使用期間は約1年と短めです。
ベビービョルンMINIもそうだけど、最近では1歳までのものが使いやすいと人気だよ。
見た目もかっこいいからパパでもOK
キューズベリーZEROはシンプルでおしゃれなデザイン。
カラーも豊富で、パパでも違和感なくつけることようなデザインになっています。
服装にも合わせやすいので、抱っこ紐をつけていてもおしゃれを楽しめますよ。
オススメは紺のデニム生地かな!デニムの産地で作られているからこそ開発されたデニムの抱っこ紐は他にはないデザインだよ!
また、キューズベリーZEROは日本人の体型にあわせて作られています。
小柄な人から男性まで幅広く使えるので、パパママ兼用での使用が可能です。
装着が簡単なシンプル構造
キューズベリーZEROの装着方法はとても簡単。
たったの4ステップで装着が完了します。
- 抱っこ紐をかぶって腰ベルトを留める
- 片方のバックルを留める
- 赤ちゃんを抱き入れる
- 残りのバックルを留める
肩ベルトと腰ベルトは繋がっているので、調節は比較的簡単です。
また、バックルは前側にあるので体の硬い人にも安心です。
抱っこはじめてでも比較的簡単に装着できます。
首から頭を守るクッション
キューズベリーZEROは首から頭全体をしっかり支えるクッションがあるので、首のすわっていない赤ちゃんでも安心して抱っこすることができます。
他の新生児用の抱っこ紐との違いは、頭に手を添える必要がないこと。
ヘッドサポートが赤ちゃんの頭をぐるっと囲むように支えているのが特徴。
首座り前の赤ちゃんの首をしっかりサポートしてくれます。
また、ZERO専用のヘッドカバーも販売されています。
オーガニックコットンで作られているため、赤ちゃんの顔や肌を優しく守ります。
ただし顔が見えないほど埋もれてしまって使うのは危険!注意しよう!
キューズベリーZEROのスペック
キューズベリーZEROのスペックは以下です。
表地は綿ですが、裏地はメッシュ仕様を採用することで、汗でベトベトになりにくくなっています。
対象年齢 | 生後0ヶ月〜約12ヶ月、体重3.2kg〜11kg |
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抱っこの種類 | 対面抱っこ、前向き抱っこ |
素材 | 表地:綿100% 裏地:ポリエステル100% |
重さ | 約600g |
対象者 | ウエスト周り145cm以下 |
洗濯 | 丸洗い可能(ネット使用) |
カラー | 通常:グレージュ、オレンジ、ネイビー、ブラウンベージュ、モスグリーン コーデュロイ(秋冬限定)、デニム生地:グレー、グリーン、ブラウン、デニム、チェックデニム |
ゼロ(ZERO)とニコ(NICO)の違い
キューズベリーから販売されている抱っこ紐はZEROとNICOの2種類あります。
この二つの大きな違いは、使用開始時期と、使用期間です。
抱っこ紐の作りもそれぞれ違いがあります。
ZEROとNICOの違いを詳しく見ていきましょう。
作りの違い
ゼロ(ZERO)とニコ(NICO)の作りの違いとして、大きく2つあります。
- 装着方法の違い
- 肩紐のつくり
ZEROとNICOは装着方法が異なります。
ZEROは前側にあるバックルを留めて装着します。
一方、NICOは赤ちゃんの背中にあたる部分にファスナーがあります。
装着はファスナーを下ろして迎え入れてあげるだけなので簡単です。
また、肩紐のつくりも異なります。
ZEROは肩紐がクロス構造となっており、肩ベルトと腰ベルトが繋がっているのが特徴です。
一方、NICOは肩紐と腰ベルトは独立しており、肩紐は背中のバックルで留める形になっています。
新生児から使えるZERO
対象期間 | 0ヵ月~12ヵ月 |
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抱っこの方法 | 対面抱っこ、前向き抱っこ |
キューズベリーZEROは新生児に特化した抱っこ紐。
対象年齢は0ヶ月〜約12ヶ月までとなっています。
対面抱っこと前向き抱っこができますが、おんぶはできません。
ヘッドサポートが赤ちゃんの頭をぐるっと囲うように作られているなど、首のすわっていない赤ちゃんを支えるための工夫がなされています。
新生児から抱っこ紐を使いたい人はNICOよりZEROがおすすめです。
NICOは首座り以降
対象期間 | 首座り時期~13㎏ |
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抱っこの方法 | 対面抱っこ、おんぶ |
キューズベリーNICOは首すわり以降から使用できる抱っこ紐です。
対象年齢は首すわり後〜13キロまで。
対面抱っことおんぶができますが、前向き抱っこはできません。
コンパクトに折り畳むことができるので、持ち運びに便利です。
NICOはセカンド抱っこ紐として使いたい人におすすめですよ。
口コミからみるデメリットとは。
抱っこ紐を検討するにあたって、デメリットも知っておきたいところ。
キューズベリーZEROの口コミから、デメリットとなるポイントは4つありました。
- 使用できる期間が短い
- 肩に負担がかかる
- 赤ちゃんの足の開きが狭い
- コンパクトにならない
なかでも抱っこ紐アドバイザーとして、気になるのが3番目の赤ちゃんの足の開きの部分。
こちらのデメリットを読んで良く検討してみてくださいね!
使用できる期間が短い
キューズベリーZEROの対象年齢は0ヶ月〜約12ヶ月まで。
使用期間が約1年ほどと短い上、実際は1年も使えなかったという声もありました。
2ヶ月でサイズアウトしてしまいました。成長の個人差かと思いましたが、抱っこ紐カウンセラーに見てもらっても「足のホールドがされていない」と言われ別の抱っこ紐を買い直しました。残念、としか言えないです。
生後1.5ヶ月の時に購入、生後5ヶ月(約6.5kg)で使用終了しました。短い使用期間でしたが、ほぼ毎日お世話になり使用感は満足です!スペックの12ヶ月まで使うには無理があると感じたため星4にしています。
特に大きめの赤ちゃんの場合は早めにサイズアウトしてしまうことがあります。
購入するタイミングは出産後の方が良いでしょう。
月齢が高くなると肩に負担がかかる
キューズベリーZEROの肩紐はクロス構造になっており、背中のバックルがありません。
肩・背中・腰の3点で支えて、赤ちゃんの体重を分散させるような作りになっています。
ただ、月齢が高くなり、赤ちゃんの体重が重くなるにつれて肩に負担がかかるという声もありました。
新生児からお世話になりました。装着が簡単でこれを付けて散歩をすると寝てくれる事も多かったです。
しかし4ヶ月を過ぎ、6キロを超えると使用時の肩への負担が強くて体が痛いです。
使うのが憂鬱になってきました。
他の方も書いてらっしゃる通り、肩への負担が大きいので長時間のお散歩には不向きです。
装着しやすく軽いので、短時間のお散歩や、近距離への買い物、寝かしつけなんかにはちょうどいいかと思います。娘はよく寝てました(^^)
長時間の使用は肩への負担がかかる場合があります。
肩腰に不安がある人にはあまりおすすめできません。
リュックを背負うと、更に肩に負担がかかったという声も…
赤ちゃんの足の開きが狭い
抱っこ紐を選ぶ際に大事なのは赤ちゃんの脚の形が正しくM字にできるかという点です。
正しいM字の形とは、赤ちゃんを抱っこした時、お尻の位置より膝の位置が高くなっている位置にあるということです。
正しい位置でないと股関節に負荷がかかってしまう場合もあります。
キューズベリーZEROは赤ちゃんが座る部分が狭く、新生児の頃は良いものの、大きくなるにつれて脚の開きが狭くなるという声がありました。
下の写真はキューズベリーの楽天公式ページより引用したものですが、赤ちゃんの足が伸びてしまっているのがわかります。
これはお尻のシートの広さが調節できないためで、足のM字を保つことができません。
また背中も伸びてしまい、赤ちゃんに良いといわれるゆるやかなカーブの形の抱っこにはなっていません。
足のM字の開きが狭くて足が親(160cm)の太ももにかかるので歩きづらいです。どう頑張っても前側がよれて子供が下がってきてしまって、こんなものかと思ってましたが、他のメーカーのものに変えたら快適で安定感もありました。
股の広がりは小さいです。新生児に合わせてるからと思うのですが、4ヶ月ごろにはすでに、足が股からだらんと垂れ下がるようになりました。赤ちゃんも嫌がるし股関節脱臼が心配になります。
キューズベリーZEROはエルゴのような股の開きを調節するような機能がありません。
赤ちゃんが成長しても股部分の幅は変わらないので、足がだらんと垂れ下がるような形になってしまうことがあります。
コンパクトにならない
キューズベリーZEROは赤ちゃんが接する内側部分に弾力のある分厚いクッションを使用しています。
それによってしっかり赤ちゃんが守られる反面、コンパクトに畳むことが難しいです。
コンパクトにならない、嵩張る。かなり肉厚のため、折り畳むのは厳しいです。ベビーカーの下に入れるとそれだけで占領します。なので、体につけたままにしたりしてます。笑
体につけていても、重さは感じませんが存在感はあります。
使用感は書いてある通り、装着が簡単で両手が空くのはもちろんのこと、子どもも落ちついて抱っこされています。長い時間つけていても特に問題はないですが、子どもが成長して重くなったら変わってくるかもしれません。ただ、コンパクトにはならないので使わないときは場所をとるのでベビーカーとの併用には向かないかもしれません。
ベビーカーと併用して使いたい人や、持ち運びを頻繁にしたい人にはあまり向かないかもしれません。
口コミからみるメリットとは
キューズベリーZEROの特徴は装着の簡単さや安全性へのこだわりが挙げられます。
口コミから見たメリットはこちら。
- 装着が簡単
- 上着を着たままでも装着可能
- 不安定な首や頭をしっかり支えてくれる
- インサートが不要
装着が簡単
キューズベリーZEROの装着はシンプルでとても簡単。
背中のバックルがないので、身体が硬い人も楽に装着できます。
私は小さい頃から体が硬くて、背中に腕を回しても後ろで手を繋ぐことが出来ないので、背中にあるバックルをつけることができませんでした。
更に、身長が150センチしかない私には某抱っこ紐メーカーの商品は少々大きかったようでサイズも合いませんでした…。
悩んでいる時、ある動画を見てこちらを購入しました。
装着がとても簡単、体が硬い私でも使えそう!と思い即購入しました。
届いて早速装着。簡単すぎてびっくり。
旦那は175センチちょいポチャなのですが、男性でも無理なく使えてます。
キューズベリーZEROは日本人の体型に合わせて作られた抱っこ紐です。
そのため、小柄な人でもフィットするような作りになっています。
また、肩ベルトと腰ベルトは繋がっているので、調節も簡単です。
パパとママの体格差があっても兼用して使うことができますよ。
上着を着たままでも抱っこできる
キューズベリーZEROは身体の前側だけで装着が完結できます。
なので、上着を着たままやリュックを背負ったままでも赤ちゃんの乗せおろしが可能です。
良かった点は、
1.大人が抱っこ紐を装着したまま赤ちゃんを乗せたり降ろすことができる(特に冬は上着を着たまま出来るので有り難かったです。)
2.寝た時に起こさずそのまま降ろせられた
3.装着がとにかく簡単(夫もここが1番気に入ってました)
4.首座り前の赤ちゃんでも安定感がある
5.ZEROで抱っこしながら歩くと比較的寝る確率が高い
車移動などで赤ちゃんの乗せおろしが頻繁にある人にとってはありがたいですよね。
また、主に冬場に使用する人はコートを着たまま乗せおろしできるのでおすすめです。
不安定な首や頭をしっかり支えてくれる
キューズベリーZEROのヘッドサポートは、赤ちゃんの頭をぐるっと囲むような作りです。
また、しっかりしたクッションで不安定な首や頭を守ってくれます。
ヘッドサポートで赤ちゃんの頭をしっかり支えてくれるので、手を添える必要がありません。
両手が離せるのがこんなに楽なんてびっくりです。赤ちゃんはもうすぐ1ヶ月の新生児ですが、頭回りもカクカクしなくて安心です。
頭回りのクッションですが頭が守られる半面少し擦れることが心配だったので、ひとまずタオルをかませて使用しています。
頭が擦れるのが心配な人は、ZERO専用のヘッドカバーがおすすめ。
オーガニックコットンで作られているため、赤ちゃんの顔や肌を優しく守ってくれますよ。
新生児でも頭を支えるパットのおかげで、両手がフリーになる。最高です。スリング型使用していて感じましたが、頭を支えるのって意外と色々な作業の妨げになります。お買い物の支払いなんかも、両手が必要ですし、本当に楽になりました。
スリング型の抱っこ紐は片手で赤ちゃんの頭を支える必要がありますが、ZEROは手を添える必要がないので両手がフリーになります。
家事や買い物など、両手が空いていると便利でありがたいですね。
インサートが不要
キューズベリーZEROは新生児から使えるように設計されているため、インサートが必要ありません。
インサートがない分クッションがしっかり入っており、赤ちゃんを守る設計がされています。
最近ではインサート不要の抱っこ紐が増えてきましたが、その分大きすぎるなどという問題もあるので新生児用の抱っこ紐は使いやすさの点でメリットも大きいです。
2人目用に購入しました。
上の子の時に使用していた抱っこ紐は、首がすわるまで別売のインサートが必要でインサートを使用しての着脱に手間もかかる為、上の子の保育園の送り迎え用に購入しました。
車から降ろす時もすぐに装着できとても便利です。
座り心地も良いようで、抱っこするとすぐに寝てくれます。
まとめ
今回はキューズベリーZEROについて紹介しました。
キューズベリーに関して、パパ、ママの目線からは比較的使いやすい抱っこ紐だということがわかります。
一方、抱っこ紐アドバイザーとしては、赤ちゃんを正しい姿勢で抱っこできない可能性が高い点でおすすめできません。
赤ちゃんを正しい姿勢で抱っこしたいという人におすすめの抱っこ紐は以下です。
そのほか、ベビーラップや、スリングなどもよいでしょう!
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