抱っこ紐アドバイザーのYukariです。
抱っこ紐といえばエルゴというぐらい、お店や友人などに勧められ、エルゴの抱っこ紐を購入する方も多いのではないでしょうか?
ルゴの抱っこ紐は長期間使えて、多機能なところが魅力。
一方、購入したのはよいけど「うまく使いこなせない」とい声や「赤ちゃんには大きすぎる」という声もよく耳にします。
エルゴ購入したけど、赤ちゃんには大きすぎるのか、埋もれちゃうみたい。この抱き方であっているの?
そうだね。確かに抱っこ紐自体が合わない場合もあるけど、装着が間違っていたり、少しポイントをおさえることで正しく抱っこできる可能性もあります!
今回はエルゴで新生児を抱っこした際に埋もれてしまう原因と対応策について紹介します。
エルゴで新生児の赤ちゃんをうまく抱っこできない人は少なくないので、心配しないでくださいね!
- エルゴで赤ちゃんがうまく抱っこできない人
- 正しく抱っこできているかわからない人
以下動画でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
エルゴでうまく抱っこができない3つの原因
エルゴで新生児の赤ちゃんをうまく抱っこできないという声は少なくありません。
エルゴを正しく調整することで、え!こんなに赤ちゃんって軽いの?っていうくらい劇的に改善することもあります!
その原因を探ってみると以下のようになります。
サイズを確認
エルゴオムニブリーズなど上位モデルのの抱っこ紐は、新生児から使えますが、
体重は3.2キロ~
身長は約60センチ~
となっています。
生まれた時2800gだった!!!だから埋もれてしまうんだ!
産院から帰る時に使おうと思っている人がいるけど、実はこの体重と身長に満たない赤ちゃんは多いよ!
新生児から使えるとはいえ、身長や体重に制限があるので注意しましょう!
この制限以下の方は、使えるまで待つか、新生児向きの抱っこ紐をおすすめします。
小さいうちから対応しやすいベビーラップや、コニーなどの布タイプの抱っこ紐がおすすめです。
ウエストベルトの位置が低い
赤ちゃんを抱っこする位置は赤ちゃんのおでこにキスできる高さが理想。
ウエストベルトの位置が低いと赤ちゃんの抱っこする位置も低くなり、正しい体勢で抱っこできません。
ウエストベルトは腰骨より上に付けると◎。
おへそより上の内を目安に、緩みのないようにきっちり締めましょう。
ウエストベルトが低いと大人の腰痛などの原因にもなるので、付ける位置はとても重要です。
肩ベルトの調整が不十分
肩ベルトの調節が上手くいっていないと赤ちゃんが埋もれてしまうことがあります。
赤ちゃんと密着しすぎるのが不安なあまり肩ベルトを長くしてしまうのはNG。
肩ベルトが長いと赤ちゃんと抱っこする人の間に隙間ができてしまい、赤ちゃんの体がまるまり、埋もれてしまう原因になります。
装着したら肩ベルトの下側の紐を引っ張って隙間の幅を調整してくださいね。
動画はコチラ>抱っこ紐チャンネル
ネックサポートの調整が間違っている
ヘッド&ネックサポートが正しく調節されていないのも原因の一つになります。
新生児を抱っこする際は、ヘッド&ネックサポートを内側に折りたたむ必要があります。
説明書を読んでいないからか、そのまま外側に折って使っている人も見かけますがそれだと赤ちゃんの首をしっかり支えてあげることができません。
首をきちんと支えるためにも重要なポイントです!
赤ちゃんが埋もれてしまう場合は一度確認してみてくださいね。
新生児のためのエルゴの調整方法
新生児の赤ちゃんのエルゴでの調整方法をお伝えします。
コチラの方法は、エルゴオムニブリーズ、エルゴアダプト、エルゴオムニ360シリーズどれも共通なので参考にしてくださいね!
股関節部分と首周りを新生児用の調節に設定する
赤ちゃんを抱っこする前に、まずは新生児用に抱っこ紐を調節しましょう。
調節するのは3カ所。
①シートアジャスタータブを一番内側に調節します。
新生児の赤ちゃんの脚のM字をサポートするために非常に大切な調整ポイントです。
赤ちゃんの膝裏までがきっちりと左右均等にサポートできている必要があります。
そのため成長に合わせて位置を変える必要があるので、時期が来たら付け替えるのを忘れないでくださいね。
新生児の場合は一番内側の部分にあわせます。
ヘッド&ネックサポートも成長に合わせて使い方が変わるので、間違えないようにしましょう。
②ヘッド&ネックサポートを内側に折り込みます。
ネックサポートを内側に曲げて下の写真のようにボタンで留めます。
③シートアジャスタースライダーを外側にします。(オムニブリーズ、オムニ360)
フロントストラップを引き出し、一番外側のスナップを留めます。(アダプト)
使っているうちにずれて、左右非対称になっている人や、一番内側になっている!という人をよくみかけます。股関節に影響するから注意してくださいね!
スライダーは使っているうちにずれてしまうことがあるので、こまめにチェックしましょう。
ウエストベルトを高い位置に付ける
抱っこ紐本体の調節ができたら、抱っこ紐を装着します。
ウエストベルトはおへそより上くらいに付けると◎。
自分が思っているより高めに付けましょう。
日本人は低め(腰骨のあたり)で留めちゃう人が多いので注意してくださいね!
しっかりウエストベルトを留めないと下がってきてしまうので注意してくださいね。
肩ベルトをしっかり調節する
赤ちゃんが埋もれないためには肩ベルトの調節が重要です。
まず、装着前に肩ベルトを一旦緩めておきます。
抱っこ紐を装着したら、赤ちゃんを素手で抱っこする位置まで抱き寄せます。
そうすると肩ベルトの余りが自然と出てくるので、隙間がなくなるように肩ベルトを調節してください。
赤ちゃんと大人の間は手のひら1枚分の隙間を空けておくと良いでしょう。
きちんと密着することで赤ちゃんの背中が丸まらず、正しく抱っこできます。
赤ちゃんの座る位置を調整する
赤ちゃんを抱っこ紐に入れたら、最後に赤ちゃんのお尻と抱っこ紐の間に手を入れて、抱っこ紐の中にきちんと座らせ直しましょう。
その際左右均等に足がでているか、足はM字の形になっているか確認するとよいですよ!
それでも埋もれてしまう人におすすめの抱っこ紐5選
エルゴだと大きすぎて赤ちゃんが埋もれてしまう。
赤ちゃんが傾いて不安。
という人には以下のような新生児向けの抱っこ紐がおすすめです。
エルゴ エンブレース
対象 | 3.2kg〜11.3kg |
抱っこの方法 | 対面抱っこ、前向き抱っこ |
同じエルゴシリーズで探している場合は、エンブレースががおすすめ。
抱っこするときにウエストベルトを折り曲げることで高さを調整し、新生児の赤ちゃんのサイズにフィットさせます。
コニー
対象 | 〜20キロまで |
抱っこの方法 | 新生児抱き、対面抱っこ、前向き抱っこ |
コニーフレックスは、小さな赤ちゃんから使うことができる布タイプの抱っこ紐。
装着も比較的簡単で、密着度も高いのでおうちでの寝かしつけにもぴったりです。
ただ、基本的には片手を添えて使用する必要があります。
スモルビ
対象 | 〜20キロまで(15キロまでを推奨) |
抱っこの方法 | 新生児抱き、対面抱っこ、前向き抱っこ |
スモルビはコニーと同じタイプの布抱っこ紐。
コニーとの違いはちょっとしたデザインや手触りなど。基本的には同じ使い方です。
ただヘッドサポートがあるので、コニーと比較して両手での作業が比較的しやすいのが特徴。
気になる方は以下も参考にしてください。
ボバラップ
対象 | 〜20キロまで |
抱っこの方法 | 対面抱っこ |
1枚の長い布をまいて抱っこするタイプの抱っこ紐ベビーラップの中でも、比較的初心者にも使いやすいと評判のベビーラップがボバラップになります。
とにかく抱き心地が楽。
ただ外出時での使用には不向きな点も。
ベビービョルン ミニ
対象 | 新生児〜約12ヶ月(身長53~100cm、体重3.3~11kg) |
抱っこの方法 | 対面抱っこ、前向き抱っこ |
ベビービョルンミニは、抱っこ初めてのパパママでも新生児の赤ちゃんを簡単に抱っこできると人気の抱っこ紐。
エルゴと異なり前バックルのため、初めてでも装着が簡単なのがポイントです。
まとめ
今回はエルゴで新生児が埋もれてしまう原因と対策について紹介しました。
新生児に優しい抱き方をするためにも以下3点に注意しましょう。
- 抱っこ紐を新生児用の設定にする
- ウエストベルトを骨盤より上のおへその位置でしっかりと止める
- ショルダーベルトを、しっかりひき、密着させる
エルゴの上位モデルのオムニブリーズやアダプトは長い期間使える多機能な抱っこ紐です。
ぜひ新生児期から上手く使ってくださいね。
それでもなんかしっくりこないという場合には、今回ご紹介したような新生児に特化した抱っこ紐を1つ持っておくのがおすすめです。
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