抱っこ紐アドバイザーのYukariです。
ベビー向け雑誌などでも紹介されているAKOAKO(アコアコ)のスリング。
新生児横抱きができるため、便利そうだなっと思っている方もいるのではないでしょうか?
AKOAKOスリングの使い方によっては、抱っこ紐アドバイザーとしては心配な点も実はあります。
そんなアコアコのスリングについてメリット、デメリットをお伝えしたいと思います。
- 赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいる人
- 抱っこしないとギャン泣きで困っているママ
- ちょっとしたお出かけ(上の子の送迎など)
- 新生児~1歳ぐらいまでの赤ちゃん
akoakoはシンプルだけど機能的なスリング
akoakoのスリングは、調整用の金具も一切なく、縫い目だけの超シンプルなスリング。
綿100%でわっか状になっています。わっかの部分が大きく、ここに赤ちゃんのお尻がすっぽりはいるようになっている構造です。
わたしの購入したものは外側(表側)が日本伝統の織のしじら織。中はガーゼ仕立て。そのため肌触りが優しいのが安心です。
しじら織は見た目が上品で美しいので、大好き。よく浴衣の生地に使われる織なので通気性がよいのが特徴です
AKOAKOは横抱き可能なスリング、でも注意が必要
akoakoのスリングは横抱き対応。
ただ赤ちゃんの横抱きは、授乳の時の横抱きの体勢と同じ感覚で、簡単そうだと思う人注意してください!
実は抱き方を間違えると、股関節脱臼や窒息につながりやすいんです。
ベビーウェアリングを学んでいる人は推奨していません。
スリングの横抱きに関する注意勧告は、小児整形外科学会からもリーフレットが出ています。
akoakoのスリングでは、赤ちゃんのお尻がスリングの一番ふかいところにきて、頭が支えられ、入れた時足の形がM字になっているのが正しい抱っこになります。
横抱きは足が伸びやすくなるため、伸びてしまうことにより股関節脱臼を引き起こしたり、顎がうつむきになるため赤ちゃんの細い気道を圧迫してしまう可能性が指摘されています。
なるべくやめるようにして、どうしてもというときは常に足の形や呼吸に気を付けるようにしましょう!
コアラ抱き(縦抱き)も可能
AKOAKOスリングでは、一般的な抱っこ紐で推奨されるコアラ抱きも可能です。
縦抱きとも呼ばれるよ
コアラ抱きとは、抱っこするときに縦にママの体に抱き着くような形になります。
首すわり前は左肩の部分の布を首から頭にかけてかぶせてあげて、首を支える形になります。
両脚は開く形になり自然と膝の位置がお尻より高い位置になるとM字の足の形になります。
わたしは生まれたばかりのふにゃふにゃの赤ちゃんを縦抱きするのは抵抗感がありました。かといって横抱きは怖かったので、1カ月ぐらいは抱っこ紐はつかわずなるべく素手で抱っこしていました。
ただAKOAKOスリングの場合、首すわり前は首が支えにくいというデメリットがあります。
akoakoスリングはおんぶや前向き抱きも可能
akoakoスリングはスリングでおんぶや赤ちゃんが前を向いて座らせる前向き抱きも可能です。
おんぶは前抱きから後ろ側の背中に持っていきます。
前で抱っこしてからうしろにくるっと持っていきます。なれれば簡単ですが、慣れるまではソファーなどの上で練習するとよいでしょう。
おんぶはおんぶ専用の紐のような安定感はないので、落下を防ぐために背中に手を添えた方が安心です。
また密着はしないので、赤ちゃんが自分でしがみつけるようになってからの方が安心です。
また前向き抱っこも、おんぶも首座り以降から可能になります。
ただスリングでの前向き抱っこは赤ちゃんが気になるものがあると前のめりになることもあり、前に落ちやすいので手を添えることをおすすめします!
ただいずれも密着感がないので、落下の危険があり、抱っこ紐アドバイザーとしてはあまりこれらの使い方はおすすめできません。
両手は自由になる?
両手が自由にできるかどうかは、月齢などにもよります。
首座り前は、安全のためにも片手を添えていた方が安心感が高いでしょう。
また前かがみになった時などキャリ―タイプの抱っこ紐より落ちやすいので注意は必要。
個人的にはAKOAKOスリングを使う時は片手を添えて使うことを前提とした方がよいかなっというのが実感です。
両手を自由にするような腰抱きという方法もサイトでは紹介していますが、どちらも赤ちゃんの様子が見えず危険性が高いのでおすすめできません。
AKOAKOスリングのメリット
AKOAKOスリングの一番のメリットは、赤ちゃんがすぐに泣き止んで寝てくれるというもの。
AKOAKOスリングを使うと、おくるみのように布で赤ちゃんが覆われ安心感があるからといわれています。
寝かしつけに便利
AKOAKOスリングの口コミで最も多いのが、「赤ちゃんがよく寝てくれるようになった」というものです。
その理由はママと密着でき温かみを感じられるから。
スリングタイプやラップタイプのものは同じような効果が得られるものも多くなります。
ただラップタイプのものよりもakoakoのようなスリングタイプのものは寝てしまった後にそのままそっとベッドに赤ちゃんを置きやすいというメリットがあります。
前抱き抱っこOK
赤ちゃんの好奇心がでてきたら、してあげたいのが前抱き抱っこ。
ただ、実は多くのスリングでは前抱き抱っこは推奨していません。
一方AKOAKOスリングは前抱きもOKとされています。
安定感がないので、おちないように気を付けましょう!
サポートがしっかりしている
AKOAKOスリングを作っているのは日本の会社。
購入時のサイズに悩んだり、使い方に悩んだ場合サポートをしてもらうことができます。
ちょっとしたおでかけに便利
上の子の幼稚園や保育園の送迎、お買い物など、ちょっとしたお出かけの時にさっと抱っこできるため便利という口コミもありました。
また公共交通機関を使う時に寝ていてほしいという場合に使うという口コミもありました!
持ち運びがコンパクト
akoakoスリングはたためば手のひらサイズ、重さは約200グラムと大変コンパクト。
ベビーカーと併用する場合も持ち運び楽ちんです。
また軽量なので非常用にかばんに入れておくという使い方もできます。
デメリット
一番多い口コミが、赤ちゃんを正しく入れるのが難しいというもの。
わたしも2人育児をして様々な抱っこ紐にトライしてきたからこそ、スリングもラップも使えるようになりましたが、一人目の場合、抱っこのコツをつかむのは難しいかもしれません。(これはかなり個人差が大きいです。)
赤ちゃんの入れ方が難しい
akoakoのスリングの一番のデメリットが、赤ちゃんを入れるのが難しいということ。
間違った入れ方をすると、赤ちゃんにとっての負担も大きくなります。
新生児期はふにゃふにゃなので、正直思ったより難しいことも。何度か練習しているうちにうまくなる人もいます。
一方、二人目以降で抱っこの経験がある人にとってはコツをつかみやすいかと思います。
ただ、もし新生児の時期に使えなくても大丈夫。首がしっかりしてきたら使うのも一つの方法です。
縦抱き抱っこで使えると便利なので、首すわり以降から使うことをおすすめします。
体形によりサイズが違う
akoakoの抱っこ紐は体形によりサイズが違います。
そのため一番のデメリットは体形のことなるパパと共用できないという点です。
たしは、身長159㎝、体重50キロぐらいですが、XS-Sでちょうどよかったです。
ただ大き目を買ってしまった場合、手縫いで少し縫い上げることによって調整は可能です。(ただし面倒ですよね。。)
尚、大き目よりも少し小さく感じるものの方が密着感があり、肩や腰への負担が楽になります。
もし心配なら購入前にakoakoのサポートに連絡をすれば丁寧に説明してくれます。
思ったより肩に負担がくる
赤ちゃんの体重にもよりますが、AKOAKOの抱っこ紐は、肩部分にパッドなどが入っていないため、赤ちゃんが大きくなると肩に負担を感じるという口コミもあります。
AKOAKOでは15キロ(3歳)ぐらいまで使えるとありますが、大きくなると肩にかなり重さを感じます。
大きくなった場合、スリングの場合、肩にパッドが入っているタイプのものがおすすめです。
まとめ
AKOAKOのスリングは、赤ちゃんの寝かしつけに関して高評価。
一方、正しく抱っこするのが難しい、横抱きは危険というデメリットもあります。
そのため、正しく抱っこできれば、赤ちゃんがすやすや寝てくれて高評価となりますが、抱っこできないと、使い物にならないということになります。
新生児抱っこに慣れていないという人は、寝かしつけにスリングよりもポコニーなどのラップタイプの方がおすすめです。
スリングが良い方は、ディディモスのリングスリングや、北極しろくま堂のキュットミーなどがおすすめです。
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