ベビーラップって赤ちゃんによいところだらけで、アドバイザーさんから非常におすすめされたんだけど。
ベビーラップといってもいろいろ種類があるんだ。もちろんそれぞれデメリットもあるから注意がひつようだよ。
「ベビーラップ」と一般的に呼ばれるときに、ネット上で調べると様々な使い方をされています。
抱っこ紐専門家からするとベビーラップとは、長い一枚布のタイプの抱っこ紐を通常さします。
しかしネット上ではコニーのような形作られた抱っこ紐も含まれているので、ここでは以下二つのタイプについてそれぞれのメリット、デメリットを解説します。
- コニー、スモルビのような布タイプの抱っこ紐(形作られているもの)
- 長い一枚布を体に巻き付けてするタイプ
多くの人は①のコニーのようなタイプもベビーラップと認識している人も多いと思います。
ベビーウェアリングアドバイザーとしての感想をお伝えします。
ラップタイプの抱っこ紐の種類
ラップタイプの抱っこ紐は2種類に分類されます。
形作られているもの
かぶれば抱っこできるような形状になっているため、装着は簡単で、練習はほとんどいりません。
「コニー」「ポグネー」「スモルビ」がこのタイプになります。
一枚布タイプ
大きな布1枚を体に巻きつけながら抱っこしていきます。そのため取り扱いがかなり大変です。
ボバラップや、北極しろくま堂のへこおび、ディディモスのベビーラップなどがこの分類にあたります。
ラップタイプの抱っこ紐のメリット・デメリット
ラップタイプの抱っこ紐のメリット、デメリットは、すでに形作られているものなのか、布一枚なのかという点でも異なります。
形作られている抱っこ紐のメリット・デメリット
代表的な抱っこ紐:「コニー」「ポグネー」「スモルビ」など
メリット | ・装着が簡単 ・持ち運びが軽い |
---|---|
デメリット | ・体型にサイズあわないことがある ・赤ちゃんに最適な体勢(M字の足の形、しの字の背中のカーブ)がとりにくい ・ホールド力が弱いので負荷がかかる ・赤ちゃんが間から落下しやすい ・抱っこの方法が限られる(おんぶは不可な場合が多い) |
ラップタイプの密着度の良さを活かしつつ、どれも装着が簡単という点で大きなメリットがあります。
中でも人気で使っている人の多いコニーは、最近ではサイズ調整が可能になりましたが、細い人や小柄な人から赤ちゃんの位置が下がってしまうなどのお悩みを聞くことも少なくありません。
体型によっては、うまく赤ちゃんを抱っこしづらいといことが起きています。
一枚布タイプのベビーラップのメリット・デメリット
代表的な抱っこ紐:ボバラップ、へこおび(北極しろくま堂)、ベビーラップ(ディディモス)があります。
メリット | ・自分の体形や赤ちゃんにあった巻き方ができる ・新生児から3歳ぐらいまで長く使える ・密着するので抱っこする人の身体が楽 ・色や柄、生地が豊富で選択肢が多い ・持ち運びが軽い |
---|---|
デメリット | ・長いので外出先で外したり結んだりすることが難しい ・上手に巻けないと、危険 ・夏は暑い ・装着になれるまで練習が必要 ・洗濯(干す)が面倒 |
一枚布のラップは産院や地域のコミュニティーなどの講習会で紹介を受けて使い始めたという人が少なくありません。
「へこおび」や「ベビーラップ」は、抱っこ以外にもおんぶも可能です。特に「ベビーラップ」は巻き方によってスリングにもできるなど幅が広いため、「抱っこを楽しめる」という点で愛好者も少なくありません。
ただ、これらラップもそれぞれ使いやすさやメリット・デメリットが異なります。
代表的な一枚布タイプのベビーラップによる違いは以下
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ボバラップ(ボバ) | ・初心者でも比較的簡単 ・1歳以降は抱っこの負荷が高い | ・一通りの巻き方しかできない ・真夏は暑い |
へこおび(しろくま堂) | ・薄手で幅が狭めなので巻きやすい ・比較的涼しい | ・薄いため布が体に食い込みやすい |
ベビーラップ(ディディモス) | ・悩みに応じて様々な巻き方が可能 ・年齢制限がないので大きくなってからも使える | ・うまく巻けるようになるまで練習が必要 |
ボバラップは抱っこのみだから気を付けてね!おんぶはできません!
ラップタイプの抱っこ紐の選び方
ラップタイプの抱っこ紐の選び方は正直非常に難しいのが現状。理由は以下。
- 対面販売が少ないのでサイズや使用感がわかりにくい
- 使用しているユーザーが少ないので情報が少ない
- 一枚布のタイプは、使用方法がわかりずらい
ベビーウェアリングアドバイザーからすると、正直、赤ちゃんに最適な体勢で抱っこできる一枚布タイプの抱っこ紐が一番良い抱っこ紐。
ラップタイプは上手に使用できれば、ママやパパへの身体の負担を軽減できるすぐれもの。また赤ちゃんの安心感も格段にあがります。
ただ初心者の人には難しいんだよね。。
わたしも最初自分で、一枚布タイプのベビーラップやへこおびを試していましたが、上手に抱っこすることができませんでした。
特におんぶなどはうまくできないとかえって危険も。
だからベビーウェアリングアドバイザーとして一般ユーザーとしておすすめするなら、すでに形ができている「コニー」「スモルビ」あたりから始めるのがおすすめ!
また、最近では、一枚布ラップで有名なディディモスから、ベビーラップの抱き心地にもかかわらず簡単に抱っこできるディディフィックスという万能抱っこ紐がでたよ!
こちらもチェック
人気ベビーラップを紹介
それでは人気のベビーラップを紹介します。
簡単装着しやすいラップ
ラップの中でも初心者におすすめがこちらの簡単に装着できるタイプのベビー向けラップ。すでに形作られているので、身に着けるだけで簡単に抱っこができます。
コニー
韓国で生まれた抱っこ紐。
ヘッドサポート付きが販売されるなど、日々日々進化しているコニーの抱っこ紐です。
スモルビ
コニーが韓国製ですがこちらは日本製。
購入しやすさがポイント。コニーに比べて少しタイトです。
ディディフィックス
腰で支えることができる、ベビーラップの抱っこ紐を長年作ってきたディディモスが開発した抱っこ紐。
長く使えるだけでなく抜群のフィット感で軽々赤ちゃんを抱っこできます。
\ディディフィックスはこちらから/
一枚布タイプのベビー向きラップ
ラップはもともと欧米で人気のベビーウェアリングタイプの抱っこ紐。一枚布タイプで欧米で人気となり、最近では日本でも広まってきています。
人気のラップ抱っこ紐について紹介します。
ボバラップ
アメリカで生まれたベビーラップ。
伸縮性のある生地のため赤ちゃんが抱っこされながらも体が動かせるのが特徴。前抱き抱っこしかできないため、1歳以下の小さな子ども向きです。
ディディモス
ディディモスはドイツのベビーラップ。
値段は高いですがそのクオリティ―とデザイン性に定評があります。3歳以上でも使える優れものです。
巻き方や使い方も様々で抱っこの仕方も何種類かあります。おんぶも可能です。
使用用途(巻き方)や体型によって布の大きさを選ぶ必要があります。そのため講習会などを受けて購入することをおすすめします。
北極しろくま堂 へこおび
北極しろくま堂の「へこおび」はラップより大きさが小さく、扱いがしやすいのが特徴。巻き方のバリエーションはラップより少ないですが、生地も日本の気候にあっており、高温多湿な日本でも過ごしやすいのが特徴です。
北極しろくま堂では日本初の日本製ベビーラップ「Wrap you?」の取り扱いもしています。日本の気候にあわせた織になっているのが特徴です。
ラップタイプの抱っこ紐を試したい場合
ラップタイプの抱っこ紐のほとんどがオンラインでの販売のみ。
そのため試着できるところがあまりないというのもデメリットになります!
その他は現在のところオンラインでの購入のみ。(北極しろくま堂のスリングやおんぶ紐は百貨店で取り扱いがありますが、ラップやへこおびは対象外の場合が多いようです。)
その他のラップを試したい場合は、講習会などに参加する必要があります。
わたしもディディモスのアドバイザーの資格をもっています。オンラインなどでも購入アドバイスを受け付けますので、悩んだらご連絡ください!
コメント