こんにちは、抱っこ紐アドバイザーのYukariです。
今回は、皆さんからのリクエストにお応えして、大人気の抱っこ紐「ヌナカドルクリック」について詳しくレビューしていきたいと思います。
この抱っこ紐、実は私も自腹を切って購入し、実際に使用してみましたので、その体験をもとにリアルな情報をお届けします。
2024年現在、ヌナカドルシリーズには、「ヌナカドル」「ヌナカドルソフテンド」「ヌナカドルクリック」の3種類があります。
中でも「ヌナ カドルクリック」が一番新しい商品で、売れ筋商品となっています。
ソフテンドは、肌触りの良い綿100%の生地という点で、根強い人気を誇っています。
基本的な構造は同じなので、共通のメリット・デメリットを検証していきたいと思います。
今回私は、一番人気のヌナ カドルクリックを購入して検証しました!
- マグネットで装着が簡単
- 体格の大きい人でも装着できる
- おんぶが簡単で安全
- マグネットがペースメーカーやカード類に影響する可能性
- 赤ちゃんにとって快適な姿勢がキープできない
- 本体が1キロと持ち運びが重い
ヌナ カドルの種類
2024年現在、ヌナカドルシリーズには、「ヌナカドル」「ヌナカドルソフテンド」「ヌナカドルクリック」の3種類があります。
ヌナカドルクリックが2014年現在最新のタイプになり、一番人気です。
通気性が良く、風よけカバーもついているのでバランスのとれた商品となっています。
基本的な構造使用は一緒ですが、違いについて以下の表のとおりになります。
カドル | カドルソフテンド | カドルクリック | |
---|---|---|---|
抱き方 | 対面抱っこ(ブースター有)、対面抱っこ、前向き抱っこ、おんぶ | ||
対象年齢 | 新生児3.5kg〜2歳頃13.5kgまで (おんぶは3歳16kg) | ||
素材 | メッシュ 本体:ポリエステル100% 中綿:ポリウレタン、ポリエチレン 肩ベルトカバー、スタイ:オーガニックコットン | 生地:コットン 肩ベルトカバー、スタイ:オーガニックコットン | メッシュ 本体:コットン、 ショルダーストラップ:ポリエステルスタイ:オーガニックコットン スタイ:コットン |
ウエストベルト | マジックテープ | マジックテープ | バックル |
本体重量 | 1.09kg (肩ベルトカバー、スタイ付き1.23kg) | 1.13kg | 1Kg (付属品あり1.25kg) |
風よけカバー | 無 | 無 | 有 |
価格 | 24,200円 | 29,700円 | 30,580円 |
購入する | 購入する | 購入する |
基本的な構造は同じなので、共通のメリット・デメリットを検証していきたいと思います。
ヌナカドルについては以下記事で詳しく書いています。
ヌナ カドルクリックの対象月齢
ヌナカドルクリックの対象月齢をお伝えします。
2歳ぐらいまでがメインの抱っこ紐になります。
おんぶは3歳までできるけど、対面抱っこは2歳までなんだ。
抱っこ、おんぶの対象月齢は以下。
対面抱っこ (乳児用ブースター使用) | 新生児(体重3.5kg)〜4ヶ月(首すわり前・体重7kg)まで |
---|---|
対面抱っこ (ブースター不使用) | 4ヶ月頃(首すわり後)〜24ヶ月頃(体重13.5kg)まで |
前向き抱っこ | 6ヶ月頃(体重9kg)〜24ヶ月頃(体重13.5kg)まで |
おんぶ | 9ヶ月頃(体重11kg)〜36ヶ月頃(体重16kg)まで |
詳しくみていきましょう。
1. 対面抱き(新生児向けブースター使用)
- 対象月齢: 0ヶ月から約4ヶ月
- 対象体重: 3.5キロ~
- 特徴: 新生児ブースターを使用することで、首座り前の赤ちゃんに適したサイズでの抱っこで可能になります。首がしっかりすわったら取り外します。
2. 通常の対面抱き(新生児ブースターなし)
- 対象月齢: 4ヶ月から約24ヶ月まで
- 体重制限: 約13.5キロまで
- 特徴: 首がすわり、ある程度体がしっかりしてきたら通常の対面抱きにします。ブースターは取り外してて抱っこします。
3. 前向き抱き
- 対象月齢: 6ヶ月から約24ヶ月まで
- 体重制限: 約13.5キロまで
- 特徴: 赤ちゃんが前を向いて抱かれるスタイルです。この抱き方は赤ちゃんが周囲の環境をより広範囲に見ることができますが、刺激も強くなるため、長時間の使用は避け、赤ちゃんの機嫌や体調を見ながら使用することがおすすめです。また、赤ちゃんが重くなってくると、抱っこするパパ、ママの体への負担も増えるので、注意が必要です。
抱っこ紐アドバイザーとしてはおすすめしない抱き方です。
4. おんぶ
- 対象月齢: 9ヶ月から約36ヶ月まで
- 体重制限: 最大約16キロ
- 特徴: 赤ちゃんがより大きくなったときに適しています。ヌナカドルは、抱っこからおんぶへの切り替えもしやすいので、初心者でも安全におんぶをすることができます。
ヌナ カドルクリックの魅力、メリットとは
ヌナカドルクリックは、抱っこ紐の中でも特に話題のモデルで、多くの抱っこ紐紹介サイトで高い評価を受けています。
この抱っこ紐が選ばれる理由、それはその使いやすさです。
特に、マグネット式のバックルが非常に便利で、簡単に着脱が可能です。
さっと着脱できるという点で、口コミではパパから人気が高いよ!
それでは、人気の秘密(メリット)を具体的に見ていきたいと思います。
メリット1: マグネット式のバックルの使いやすさ
とにかく一番のメリットがマグネットということになります。
「この抱っこ紐、マグネットタイプのバックルが本当に使いやすいんです!」と私が言うと、皆さんどういうことかな?と思われるかもしれませんが、実際に使ってみるとその便利さに驚かれるはずです。
マグネットバックルは、単にバックル部分に近づけるだけでピタッとくっついて、しっかりと固定されるんです。そして、外すときにはボタンを一押しするだけで簡単に解除できます。
抱っこするのが簡単なので、特にパパからの口コミで高評価が多いです。
メリット2: 大柄な人でも使いやすい
ヌナカドルクリックのもう一つの大きな特徴は、大柄な人でも使いやすいという点です。
ウエストベルトは、61センチから驚きの145センチまで対応していているので、体格差があるお父さんとお母さんでも、どちらも快適に使うことが可能です。
メリット3: おんぶが安全でしやすい
おんぶが、安全に簡単にしやすいのもヌナカドルの特徴です。
抱っこ紐のバックルを外すことなく、抱っこからおんぶへの切り替えができます。
おんぶに不安のある人でも心配ありません。
メリット4: 付属品が多い
ヌナカドルクリックを購入すると、スタイやショルダーパッド、ポーチもセットで入っています。
ポーチがあると、携帯やお財布などをいれておくこも可能。
またスタイも洗い替えの分も入っているので、わざわざ別に購入する必要がないのもメリットです。
風よけカバーもついているので、寒い日も安心です。
デメリット詳細:ヌナカドルクリックの使用上の注意点
ヌナカドルクリックは多くのメリットがある一方、注意が必要なデメリットも存在します。
ここでは、それらのデメリットをより詳しく説明します。
抱っこ紐選びの際の参考にしていただければと思います。
デメリット1: マグネットの影響
ヌナカドルクリックの最大の特徴の一つが、マグネットバックルです。
このバックルは、近づけるだけで、簡単にロックでき、ワンタッチで解除できる非常に便利なつくりになっています。
しかし、このマグネットがもたらす問題点もあります。
- ペースメーカーへの影響: マグネットは強力です。そのためペースメーカーなどの医療機器に影響を与える可能性があります。ペースメーカーを使用している方は、ヌナカドルは使用しないようにと説明書きがあります。
- 磁気カードのデータ消失: クレジットカードや図書館カードなど、磁気ストライプを使用したカードもマグネットの影響を受けやすいです。一緒にカバンの中にしまってしまうことで影響がでることがあるので注意がひつようです。
他にも、抱っこ紐が壊れたりしてマグネットを万一赤ちゃんが食べてしまったら大変ということもあります。まずないことだけど、マグネットを使っているということで注意が必要です。
バックルが前側がよい、でもマグネットが心配なら、ベビービョルンハーモニーも比較検討としてもおすすめです。
デメリット2:M字の足のなりにくい
ヌナカドルクリックは新生児から使用できるように新生児ブースターが付属しています。
理想的には、抱っこ紐では赤ちゃんの足は「M」字型になるようにサポートされるべきですが、ブースターのサポート力が弱いため、足がM字型にはならず下がりがちです。
また新生児ブースターを外した後も、赤ちゃんの成長に応じた又はば調整ができないので、足の形は下にさがりがちになります。
赤ちゃんにとって快適な抱っこは難しいです。
デメリット3: 重くて、ごつめ
ヌナは、オランダ発のブランドなので、デザイン的には大きめ。
からだの大きい人にはサイズはあいやすいのですが、細身で小柄なママには大きすぎることもあります。
バックルの位置やベルトの長さが体型に合わないということも。
不安な方は購入前には実際に試着してみることがおすすめです。
また重さも付属品なしで1Kg 、ポーチなどの付属品を付けると1.2Kgと重め。
エルゴが700g程度なので、かなり重いのがわかります。
ヌナカドルクリックのデザインには多くの利点がありますが、その重さと大きさは使用する際の考慮事項となるかもしれません。
デメリット4: 授乳がしにくい
ヌナカドルクリックは授乳するためてに抱っこ紐をすべて取り外さないと、あげにくいです。
外出先で授乳を頻繁にするという場合には、前バックルタイプの抱っこ紐はあまりおすすめではありません。
購入前には実際に試着してみることが推奨されます。
まとめ
ヌナカドルはクリックを含め人気抱っこ紐、使いやすい抱っこ紐として、多くのサイトで紹介されています。
しかし、それは親からの目線での使いやすさ重視で、残念ながら、赤ちゃん目線での評価が欠けているのが実情です。
できれば赤ちゃん目線での抱っこ紐選びという観点を考えて、メリットデメリットを検討してもらうことをおすすめします。
抱っこ紐選びに困ったらお気軽にコメントくださいね!
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